人又は動物の血液には、様々なウィルスが入っているため、日本では、感染性廃棄物として扱われています。 海外においても、取扱いは十分注意しながら指定された方法で廃棄されていることと思います。
液体である血液の処理方法は、固めて焼却が主ですが、そのまま廃棄する場合もあり、環境への負荷又は動物への感染が心配されます。
今回 研究開発した装置は、血液などの液体をそのまま流しながら加熱殺菌させる装置です。何十リットルも貯めてから大がかりな装置で処理するのではなく、出た液体を即 加熱殺菌させるため、装置自体も小型ですみます。また、化学薬品も不要で、環境に負荷が少なくなります。
《 試 作 仕 様 》
1.毎分1.5ℓの連続処理が可能です。
(200ℓの感染生排液を 約2時間30分で処理します。)
2.タッチパネルのスイッチのみで、スタンバイ⇒殺菌処理⇒機内洗浄
⇒停止 までを全て自動で行います。
3.殺菌処理中の温度を感熱紙にて記録します。
4.排液を流しなら加熱し、高温状態にて殺菌し、その後熱交換しながら
排水時には40~50℃程度の温度にて排水します。
★熱交換の原理については、ここ(日本語版)を見てください。
※仕様変更は可能です。
殺菌での効果は愛知県薬剤師会にて実証済み(掲載論文:日本防菌防黴学会誌)ですが、生産コストのこともあり製品化まで至っていません。製品化は可能ですので、ご興味のある方、必要と思われる方、メールにてご連絡く頂ければご返事させて頂きます。価格に関しては、使用方法にもよりますので最終仕様を打合せし決定した時点で見積りを出させて頂きます。